シルミノです。これの続きです。
無事、A市(私の現住所が置いてある市)から封筒で書類が送られてきました。
簡易書留(速達)で。もちろん一発で受け取りなんてできません。
忙しいビジネスマンは昼には家にはいないのです。
普通郵便ならポスト投函なんですけどね。まあ大事な書類だしサインはしたいけど。
受け取り時点で17日です。不在者投票は期日前投票と同じ21日までです。
ただし裏で郵便が介在するので21日に投票すると、離島など遠方だと無効票になる恐れがあります。多分速達なので届くには届くでしょう、という読みでいきました。
しかし受け取り後も様々なハードルが私を襲い掛かってきました。こんちくしょう。
で、役場に行けるメドが立ったのが20日でした。定時上がりをキメてきたので不在者投票スペースが開いている20時までに滑り込めばセーフです。
当日。定時後。雨。自転車。
書類を持って役所に行きました。選挙の人はこっち、みたいな看板を見て従います。
選挙スペース到着。担当者に「不在者投票したいんですけど」と言い、免許証を見せて中に入ります。
「チェックしますね~」
おお、今どきはさすがに他県他自治体でもチェックできるのか、私はそのときそう思っていました。
「あれ、ありませんね、あなた現住所どこですか?住んでました?それとも引っ越してきました?それともうんたらかんたら……」
お前はバカか。
ついうっかり心が出川哲郎になってしまいました。
私は期日前投票ではなく不在者投票をしに来たので住民票は当然この町にはありません。至極当然です。
しかもわざわざ「不在者投票しに来ました」と言いました。いいですか、私はちゃんと言いました。バカか(出川並感)。
その後、「いや不在者投票なんで」の一言で担当者が正気に戻り、別の担当者を呼んできました。この程度か不在者投票の知名度。そりゃ単身で出て行ってる大学生もやらねえわ。
そこからは立会人を横に呼んで監視のもと、小選挙区・比例代表・最高裁判所裁判官国民審査をやりました。国民審査忘れてたわ。
まあ誰を書いたのかは見られていないでしょう。
で、投票を終えて雨の強まるなか自転車で帰宅しました。
~
ちなみに、投票には行きましたが、ちゃんと有効票になったかは全くわかりません。そういう制度あったら教えてください。いやここでこれ書く状態って冷静にヤバいだろ。
さて、公職選挙法の絡み(今日は開票までネット選挙運動禁止)で開票の20時を待ってこの記事を書いたわけですが、結果は自民党の過半数確実(10/22 21:40時点)ということらしいですね。
私が投じた候補は大勝していたので結果的にあんまり私の一票の重要性は高くありませんでしたが、激戦区に住所を置いている人には役に立つかなと思ってこのシリーズ記事を書きました。あと実家から離れて暮らす大学生・社会人の皆様にも見ていただきたいですね。
さて、本シリーズを完走した感想ですが(激ウマギャグ)、
不在者投票、欠陥が多いですね。
欠陥を箇条書きにすると
- 自治体への郵便での申し込み(時間がかかる)
- 郵便での受け取り(不在で受け取れない)
- 知名度の低さ(選挙担当者が知らない)
- 投票が完了したかわからない(有効票になったかわからない)
です。
このうち1・2番目はインターネットでマイナンバーを入力して申し込むシステムがあると早いんじゃないでしょうか。そしてこのシステム、国が運用すべきです。
現状自治体任せですが、インターネット請求を導入している自治体としていない自治体とあるらしいです。じゃあ国が提供してあげましょうよ。これこそ選挙格差ですよ。
4番目は重要度は一段落ちるかもしれませんが、郵便かネットでの通知ぐらいしてもいいんじゃないでしょうか。申し込みシステムと一体としてもいいでしょうね。
3番目は担当者しっかりしてくれ。担当者教育をしっかりやってください。
以上、不在者投票をしてみたブログ記事でした。やっと投票できてよかったです。(投票が有効になったとは言っていない)
え?私はどこに投票したかって?それはTwitterのDMとかで聞いてください。あんまり公にするものでもないと思っているので。
ではでは~。